IE9ピン留め
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恐ろしく知的な生き物
前作のマルホランドドライヴから何年経ったでしょうか。
待ちに待ったデヴィット・リンチ監督の新作、インランド・エンパイアをみにゆく。

「すげーなオイ。」としか言いようがない。

画面上のあらゆる記号、音響の裏側に想像を絶する複雑でハイスピードな
罠が延々と稼動し続け、時間、空間といった根源的なファクターの日常性がズタズタに異化されつづける。なんて不穏な映画なんだろう。

映画空間内の異化作用にとどまらず、上映空間にまで影響してくる
非常にソリッドなアプローチに何度も背筋が凍り付く。

観客を疑らせ、さらにその疑問からのびる思考の糸を裏の裏をかいた形で
先回りして捉え、完膚なきまで混乱させ、結果、画面の向こう側に斬新な秩序を浮かび上がらせているように感じた。

信じられないくらい知的に制御された作品。

私にとって小〜中学生の頃のアイドル、裕木奈江さんが出演されていましたが、平板で、日本人の日常性をポイッと放り込んだ様な演技もすごく効果的に思いました。ホームレスの役なのに旅行者にしか見えないし。

独り言みたいなラジオのDJを思い出しながらなんだか自分の目は間違っていなかったなどと勝手な事を思いました。

K氏、国際結婚オメデトウ。






by aoyamajyuichi | 2007-08-08 22:32 | Comments(0)
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